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ウェバーから見た2014年のベッテル

2014年08月28日(木)8:20 am

昨年でF1を引退した元レッドブルのマーク・ウェバー。彼の率直で明快な発言がF1のパドックで聞けないのは寂しい。

ありきたりなコメントばかりのなか、ウェバーは常に率直な見解を披露してくれたものだ。そんな彼はF1に背を向け、レース活動はポルシェ・ワークスのスポーツカーレースに専念、あとは気ままなセミリタイア生活を楽しんでいる。

厳しい戦いが続く元チームメート、セバスチャン・ベッテル(レッドブル)の今季についてウェバーは今週、オーストリア『Servus TV(セアヴスTV)』に次のように語った。「ベッテルは新規則にほんろうされているね」

「よくなってはいるが、開幕戦オーストラリアGPから彼は立て続けにミスをしている」

本人のベッテルは、ミスを否定こそしないが、2014年の不振は主に低い信頼性にあると考えている。

ベルギーGPで彼は、チームメートのダニエル・リカルドと直接比較をするのは「不公平」だと語った。リカルドはベッテルと同じRB10でトラブル知らずの走りを続けている。

そのベッテルはドイツのテレビ局『RTL』に、次のように話す。「人はただ結果だけを見て意見を述べる」

「でも、その裏で何が起きているか、いつも見えるとは限らない」

「技術的な問題の多さといったら、それはものすごいんだ。エンジンなんか何機つぶれたことか。部品だって相当むだにしたよ」

「ここまでダニエル(リカルド)は実に健闘している。それは間違いない」という4度の世界王者。

「でも彼が勝ったレースは、少しでも状況が違っていたら僕だって勝てたかもしれないと思う」

従って、彼は自身の才能にみじんの疑いも抱いていない。

「ひと冬で運転のしかたを忘れ、今までできていたことをすべて失敗するなんてあり得ないよ」と、ベッテル。

「勝ちたい気持ちはまだある。チームがもっといい状況に身を置くことができたら、世界選手権めざして戦うチャンスは十分にあると思う」

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