かつてマクラーレンやケータハムで活躍したフィンランド人ドライバーのヘイキ・コバライネンが、DTM(ドイツ・ツーリングカー選手権)でモータースポーツのキャリアを再始動することになりそうだ。
フィンランドの放送局『MTV3』が、DTMに参戦するBMWが、コバライネンが今週ドイツのラウジッツリンクで2014年型M4を使ってテスト走行を行うことを発表したと報じた。
マクラーレン時代には優勝経験も持つ32歳となるコバライネンは、2012年シーズン終了後にケータハムのシートを失ったものの、2013年シーズン途中からケータハムに控えドライバーとして復帰していた。2014年には再びケータハムのレースドライバーに返り咲くのではないかと言われていたが、当時ロータスに所属していた同郷のキミ・ライコネン(現フェラーリ)の代役として2013年シーズンの最終2レースにロータスから出走。結果的にはこのときの成績がふるわなかったことが今季のシート獲得の妨げとなったとも言われている。
BMWは、コバライネンは「ラウジッツリンクでのテストの機会を利用し、DTM仕様BMW M4の感触をつかむことになる」としている。