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「影武者」を名乗るシューマッハ文書窃盗犯

2014年06月26日(木)17:15 pm

昨年末のスキー事故によるこん睡状態から目覚め、今後スイスの病院でリハビリ治療に移ることが明らかとなっていた元F1ドライバーのミハエル・シューマッハだが、今週になって、事故以来入院していたグルノーブルの病院から、シューマッハの治療に関する機密文書が盗み出されていたことが報じられた。

犯人は、そのシューマッハの容体について医師が記述した数十ページに及ぶ文書を、メディアに対して5万ユーロ(約690万円)で購入するよう持ちかけているとされている。

そして、その犯人がメディアにあてたEメールの差出人が、「Kagemusha」という名前を用いていたことが明らかとなった。

もちろん、これは日本語の「影武者」からヒントを得たものであることは間違いないだろう。もともとの意味は、権力者や武将の身代わりを務める人物のことだが、海外では1980年にカンヌ映画祭でグランプリに輝いた黒沢明監督による日本映画のタイトルを思い起こす人のほうが多いようだ。

ネット上の映画データベースとして知られる『IMDb』には、その映画の説明として「侍の大将に非常によく似た盗っ人」を素材としたものだと記されている。

フランスの捜査当局は、今回のシューマッハ関連文書を盗んだ「盗っ人」について、ほぼ特定に近づいたと伝えられている。

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