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F1のテレビ視聴者数、今年も世界的に減少

2014年06月11日(水)22:22 pm

F1のテレビ視聴者数は、2014年も世界的に減少を続けている。

『Marca(マルカ)』紙の記者ミゲル・サンツによると、減少傾向が最も深刻なのは南米で、50%にも上るという。

また、「フェラーリの成功に左右されるイタリアでは、2014年序盤5戦のデータから20%の減少という数字が出ている」という。

イタリアの数字をさらによく見ると、F1第7戦カナダGPだけで、『Rai(ライ)』と『Sky(スカイ)』の2局合計で350万人近くも視聴者が減少している。

「スペインはフェルナンド・アロンソ(フェラーリ)に注目が集まるが、15%の減少だ」とサンツ。

視聴者数の減少は、セバスチャン・ベッテル(レッドブル)の連覇とともに始まったと記事は伝える。全世界の視聴者数は、2011年が5億1500万人で、2012年は5億人だった。

さらに昨年は、視聴者数が5000万人減少したとF1最高責任者バーニー・エクレストン率いるFOM(フォーミュラ・ワン・マネジメント)が明らかにしている。

ほかにも、中国では国営放送『中国中央テレビ』が中継から撤退し、フランスでは有料チャンネルに移行していると記事は伝える。

ドイツでは、昨年10%減少したというが、2014年もさらに3%減少。今シーズンはドイツメーカーのメルセデスが圧倒的な強さを発揮し、ドイツのニコ・ロズベルグ(メルセデスAMG)がチャンピオン争いで首位に立っているにもかかわらずである。

こうした状況について、エクレストンはそれほど心配していないようだ。先月『Forbes(フォーブス)』に対し、次のように語っている。

「ドイツのテレビ局『RTL』のスタッフと話したんだがね」

「全分野でテレビの視聴率が下がっているのは驚きだと言っていたよ」

「なぜか? みんなその程度の時間しかないからだ。フェイスブックやらツイッターやらをやっていて……。見られるものが山のようにある」

「数字は下がっているが、最終的にはテレビを見ることに戻ってくるよ」とエクレストンは話している。

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