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シューマッハの情報管理に賛否両論

2014年06月12日(木)11:43 am

かつてベネトンやルノーのチーム代表を務めていたフラビオ・ブリアトーレが、7度F1チャンピオンに輝いたミハエル・シューマッハの関係者からほとんど情報が出てこないことを不安を感じていると語った。

1994年にチーム代表とドライバーとして手に手を取って初F1タイトルを獲得したブリアトーレとシューマッハは、続く1995年にもタイトル連覇を果たしている。

それからほぼ20年。現在シューマッハは昨年末のスキー事故以来フランスの病院のベッドにいる。そしてそのこん睡状態はすでに160日以上が経過している。

先週、前F1専属医のゲーリー・ハートスタインは、すでに何週間にもわたってシューマッハの家族が彼の容体について沈黙を守り続けていることに関して大きな不安を抱いているとし、次のように語っていた。

「非常に残念だが、私には、今後ミハエルについて、いい知らせを耳にすることはもうないだろうという確信めいたものがある」

ブリアトーレも、イタリアの『Radio24(ラジオ24)』に対し、ハートスタインと同様の恐れを抱いていることを認めている。

「ご家族が非常に閉鎖的であるため、何のニュースも入ってこない」とブリアトーレ。「彼らは情報を提供しようとしていない」

「だが、こうした状況のときに何もニュースがないということは、それは間違いなく悪いニュースなんだ」

一方、数日前、ドイツのテレビ局『RTL』がシューマッハと、そのスキー事故からの回復の戦いに焦点を当てた特別番組を放送した。

ドイツの伝説的な元プロテニスプレーヤーであるボリス・ベッカーは、その番組の中で次のように語っている。

「僕たちは、コリーナ(シューマッハの妻)と子供たちがあの事故以来どのように過ごしてきたかなど想像することもできない」

「彼らはシューマッハの周りに防護壁を築いた。ほとんど何の情報も出てこないが、それが彼を治療する唯一の手段なんだ」

ドイツの医療ジャーナリストであるクリストフ・シュペシュトも、現在シューマッハが勝ち目のない戦いをしていると言うのは早計だとし、次のように語った。

「こん睡はすべて同じというわけではない」

「患者が何年も経過したあとで目覚めたといううれしい驚きだってあるものだからね」とシュペシュトは付け加えている。

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