NEXT...F1開催スケジュール

フェラーリは目標を2015年に方向転換せよ

2014年06月07日(土)1:40 am

フェラーリの関心はすでに2015年に向いている。

以上のように語るのはチームのエース、フェルナンド・アロンソだ。僚友キミ・ライコネンはそれより先に2014年F1タイトルのギブアップ宣言をしている。

それでも今週末の第7戦カナダGPを重要なレースと位置づけるマラネロは、厳しい戦いが続くF14-Tに大変更を加えた。タイプBと呼んでも差し支えない進化型だとする報道もあるぐらいだ。

今季はメルセデスAMGぶっちぎりの様相を呈している。アロンソの発言からは、フェラーリの方針が2015年に大きく転換したことがうかがえる。

「重要な目標に向かって戦い続けなければならない。もちろん今年もゴールを設定している」と、5日(木)に語ったアロンソ。

「しかしながら、今年から来年の計画に歯止めをかけるわけにはいかない」

アロンソの説明は、こうだ。2014年型車の開発は続けるべし。なぜなら来季も同様の規則で行われる以上、施した改良の多くを2015年型車に「持ち越す」ことができるからだ。

「だがもし来年、根本的に変えるのであれば、今から少しの時間も惜しんではならない」とするアロンソ。

2015年についてここまでオープンに話をするからには、おそらく来年も跳ね馬にまたがるのであろう。もっとも、マスコミはマクラーレンあたりへの移籍を盛んに報じているが。

何よりルカ・ディ・モンテゼモーロ会長との関係は微妙な状態といわれて久しい。それにアロンソは、親しかったステファノ・ドメニカリ解雇とマルコ・マティアッチのチーム代表就任も気に食わない。

5日(木)、彼はイギリス『BBC』に対し、モンテゼモーロとのあいだに「何の問題はない」と話している。

いっぽうマティアッチについては、「すべて正しい方向に進んでいる」とのことだ。

「彼は先の展望がよく見えている。アプローチも非常に賢明だ。僕らはますます力をつけるだろう」

前後の記事
最新ニュースをもっと見る  >
TopNewsの最新ニュースが読めるよ!
facebookフォロー Twitterフォロー RSSでチェック