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可夢偉「ビアンキのせいで、クルマはまともに運転できる状態じゃなくなっていた」

2014年05月26日(月)6:31 am

モンテカルロ市街地サーキットで行われたF1第6戦モナコGP、決勝を終えた小林可夢偉(ケータハム)は次のようにコメントした。

【結果】F1第6戦モナコGP決勝

■小林可夢偉(決勝13位)
「13位だったからといっても全くうれしくないですね。もしビアンキ(ジュール・ビアンキ/マルシャ)が無理やり追い抜こうとして僕にぶつかってさえこなければポイント圏内でフィニッシュできていたはずなんです。その後クルマは、基本的には運転できるような状態ではありませんでしたから、完走できただけでもいい結果ですよ」

「今日はチームもできる限り高い位置でフィニッシュすることができるよう、全力を尽くしてくれていました。いい戦略もありましたし、ピットストップも素晴らしかったです。でもぶつけられて、ラインをはずされて追い抜かれてしまったのは最悪でした」

「きれいなスタートを切ることができていました。ビアンキは後ろに押さえこんでいましたし、チルトン(マックス・チルトン/マルシャ)をターン1に入るところで追い抜きました。ヘアピンに向かいながら、フォース・インディアの破片をよけ、セーフティカーが導入されたときは15番手にまで順位を上げていました。リタイアするドライバーが出たため、すぐに13番手、12番手と順位が上がりましたし、クルマの感触もその段階ではかなりよかったです」

「2度目にセーフティカーが導入されたとき、25周目に最初のピットストップを行いました。そしてソフトタイヤに履き替え、ライコネン(キミ・ライコネン/フェラーリ)とビアンキの前、12番手でコースに戻りました。そして、トンネルを抜けてシケインに差し掛かるところでビアンキが横からぶつかってきたんです。それで僕はそれ以上の接触を避けるためにシケインを横切るしかありませんでした」

「なぜあの行為に何も(ペナルティーが)なされなかったのか本当に分かりません。基本的に、彼は僕にぶつかって僕をコース外へ押し出したわけで、そのために僕は2台のマルシャとチームメート(マーカス・エリクソン)にも抜かれてしまいました。そしてその後、クルマの感触は本当に悪くなっていました。衝撃によってサイドポッドとフロアにかなりのダメージを負ってしまいましたし、リアのダウンフォースが大きく失われてしまいました。あそこからは、もう僕には何をすることもできず、タイムを失い続けてしまいました」

「なんとかチルトンの前でゴールすることはできました。でも、こういう形でレースを終えることになってしまったことで、チーム全体が自分たちに何も落ち度はないのに負けてしまったように感じていると思います。僕たちは、元気を出して、この経験を糧にして直接のライバルたちを追い越そうという決意をさらに固くすることが必要ですし、これからも頑張り続けますよ」

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