フランスの『AFP通信』が報じたところによれば、著しい低迷状態に陥ったマクラーレンでは、レーシングディレクターのエリック・ブーリエとCOO兼CEO代理であるジョナサン・ニールが、新たに多くの人材との契約を検討したと報じた。
本来、レッドブルから移籍するはずであった空力スペシャリストのダン・ファローズは、その契約を反故にしてレッドブルの空力責任者にとどまることとなった。このため、この問題は今後法廷で争われることになる。
だが、レッドブルの前空力責任者であるピーター・プロドロモウは間違いなく2015年からはマクラーレンへ加わることになっている。
さらに、『AFP通信』は、ザウバーのトニー・サルターや、ロータスのギヨーム・カッテラニといった空力関係の実力者もすでにマクラーレンと契約を済ませていると報じている。
「マクラーレンは素晴らしい人材で構成されている。彼らはみんな多くのレースで勝利をしてきたし、タイトルを争ってきている」
そう語ったブーリエは、次のように続けた。
「同じ人材が一緒になり、強いリーダーシップと力強い指標のもとに同じやり方で働けば、少なくとも彼らのかつての成功を再び呼び起こす手助けになるはずだ」