フェラーリはすでに2014年のタイトル獲得をあきらめかけているのだろうか。
今年からV6ターボエンジンに変わった新しいF1で、名門フェラーリはチーム別のコンストラクターズランキングで5位にとどまっており、メルセデスやルノーのエンジンを使うライバルチームに後れをとっている。
開幕後3戦で表彰台すら獲得できていない現状から、今週、チーム代表のステファノ・ドメニカリが辞職に追い込まれた。
フェラーリのディレクター・オブ・エンジニアリングであるパット・フライは、圧倒的な強さを見せるメルセデスAMGを倒すことは「今のところ」現実的な目標ではないことを認めた。
「最優先事項は、2番目に良いチームという地位を確立することだ」とフライは話している。
フェラーリ会長ルカ・ディ・モンテゼモーロも、2014年のタイトル獲得は時間との戦いだという見方を示している。
「メルセデスAMGに追いつけるかどうかは、次の4戦か5戦で決まるだろう」というモンテゼモーロの言葉をイタリアメディアが伝えている。