NEXT...F1開催スケジュール

マルドナード「安定した走行を続けられることが出発点」

2014年04月02日(水)20:41 pm

ロータスのパストール・マルドナードが、バーレーン・インターナショナル・サーキットで行われるF1第3戦バーレーンGP(4月6日決勝)に向けて意気込みを語った。

Q:バーレーン・インターナショナル・サーキットについてはどう思いますか?

マルドナード:バーレーンはいいサーキットだよ。シーズン前にもテストをしたけど、どのチームもまた戻ることを楽しみにしていると思うよ。特に、気候とサーキットの特性がいいからね。僕に言わせれば完ぺきなサーキットだよ。高速、中速、低速のコーナーが組み合わされているし、コーナーの連続性もいいんだ。だからテストには最適なんだ。新しい開発に対する評価がきちんとできるからね。チームにとっては施設も素晴らしいし。

Q:マレーシアからバーレーンへと続きますが、暑いところでのレースは好きですか?

マルドナード:正直に言えばあまり好きなコンディションじゃない。でも、それは誰にとっても同じだし、文句を言ってるわけじゃないけれどね。いったんバイザーを下ろしてしまえば気にならないよ。運転に集中するだけさ。

Q:マレーシアでの週末では、クルマに乗る時間を増やすことが重要でしたよね?

マルドナード:それが一番大切なことだよ。長い距離を走ることができれば、エンジニアもパフォーマンスのほうにもっと力を注ぐことができるからね。信頼性がまだ100パーセントではないことは明らかだし、僕たちがテストを始めるのが遅かったのもその原因の一部ではある。でも、僕たちは多くの問題を解決してきたし、それによってもっとパフォーマンスのほうへ目を向けることができるようになるよ。

Q:レース週末では毎日のように問題を抱えていましたが、かなりイライラしたでしょうね?

マルドナード:もちろんだよ。すごくイライラした! 僕はレースをしにきているんだから、本当ならコースでクルマを走らせていなければならないときに、ただガレージに座っているのなんて絶対にいやだよ。マレーシアでは僕のクルマの方に信頼性の問題が多く出てしまった。でも、何か問題が発生するたびに、それを修理することで一歩ずつ前進を果たせたよ。

マルドナード:セパンでは前向きなこともあった。いい走りを何周かできたし、E22(2014年型車)はよくできたレースカーだと感じることができたよ。まだかなりの作業をつぎ込む必要のあるレースカーではあるけれど、同時に素晴らしい力を秘めたレースカーでもあるんだ。ロマン(グロージャン/チームメート)がレースを完走できたし、それはすごく前向きなことだ。それにライバルたちも問題を抱えているのが分かった。これまでとはかなり違う今年のクルマに苦しめられているのは僕たちだけじゃないんだ。

Q:セパンでの決勝のことをかいつまんで話してもらえますか?

マルドナード:ビアンキとのことについては、クルマのリアに衝撃を感じて、そのまま僕はスピンしてしまった。でも、スタートのときからかなりパワーが失われていたんだ。だからエンジンを守るためにリタイアするしかなかった。

マルドナード:それでも、あの週末には確かな前進があったよ。土曜日からかなり走らせることができるようになっていたし、ロマンは完走できた。まだシーズン序盤だし、苦しんでいるのは僕たちだけじゃない。これはすべて複雑なパッケージに関連があるものなんだ。でも僕たちは多くを学ぶことができたし、バーレーンではさらなる進展が期待できるよ。

Q:バーレーンGPの週末には何を期待しますか?

マルドナード:まず、安定した走行を続けられることが出発点になるだろうね。そうすればクルマのパフォーマンスも理解することができるし、どこを改善すればよいかも分かる。僕もエンジニアたちにフィードバックすることができるだろうし、最新世代のF1カーを操ることのむずかしさも理解できると思う。それに、タイヤも今年は変わっているから、それらをもっと理解するための作業もできる。常にタイヤによってパフォーマンス向上が図れるものだからね。

前後の記事
最新ニュースをもっと見る  >
TopNewsの最新ニュースが読めるよ!
facebookフォロー Twitterフォロー RSSでチェック