レッドブルのセバスチャン・ベッテルが、ついに権威あるローレウス世界スポーツ賞に輝いた。
レッドブルとともに4年連続でF1タイトルを獲得したベッテルだが、このローレウス賞にノミネートされたのは今回が5回目だった。今年は、陸上選手のウサイン・ボルトとモー・ファラー、バスケットボール選手のレブロン・ジェームズ、テニスのラファエル・ナダル、サッカー選手のクリスチアーノ・ロナウドらを抑えて、ついに念願の受賞を果たした。
クアラルンプールで26日(水)に行われた表彰式典の後で発表されたローレウス賞の公式声明には、ベッテルは2013年に通算4回目のタイトルを取ったことで、「ファン・マヌエル・ファンジオ、ミハエル・シューマッハ、そしてアラン・プロストといったモータースポーツにおける伝説的ドライバーの仲間入りをした」ばかりでなく、「ベッテルはそれを彼らよりもさらに速く成し遂げた」と書かれていた。
ベッテルは、マレーシアで行われた表彰式後の記者会見で次のようにコメントした。
「僕にとってはノミネートされるだけでもすごく光栄なことだけど、賞が取れたことは本当にすごくうれしいよ」
「僕にとっては本当に特別な瞬間だよ。スポーツの偉大な伝説的人物たちと肩を並べることができるんだからね」
ローレウス賞の公式声明にはさらに、26歳のベッテルはいまや「史上最高レベルのドライバーである」と書かれている。