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今季F1も燃費は問題ないとボッタス

2014年03月05日(水)15:59 pm

ウィリアムズのバルテリ・ボッタスは、F1が環境重視の方向に進む中でレースがただの燃料節約のイベントになってしまうのではないかという懸念を否定している。

2014年のF1は、V8NAエンジンからV6ターボエンジンへの変更、レースごとの燃料使用量が100キログラムに制限されるなど、大幅なレギュレーション変更が導入される。このため、給油はないながらも燃料の使用量に制限がなかった昨年までのV8エンジン時代から大きく状況が変わっている。

レッドブルのチーム代表クリスチャン・ホーナーは『Daily Mail(デイリー・メール)』紙に対して、「今年はタイヤを温存する必要があるという話はあまり話題にならず、燃料節約の必要性に関する話が話題になるかもしれない」と語っている。

「そういう中で、ドライバーが激しく競い合うホイール・トゥー・ホイールの展開やドライバーとマシンが限界に挑む姿が見られなくなってしまうのではないかと心配している。レースを最後まで走りきるために燃料を節約して、ドライバーがライバルに手を振って道を譲るなどという場面が見られなければいいと思うが」

ホーナーはF1の環境重視の姿勢によってレースのだいご味が失われてしまう可能性があるのではないかと危惧(きぐ)しており、次のように続けた。

「これは紙一重の世界だ。F1は第一にスポーツであり、エンターテインメントであるべきだ。また、メーカーにとってはテクノロジーの優劣を競う世界でなければならない」

しかし、ボッタスは先週のバーレーンでの開幕前テストで完全なレースシミュレーションを行っており、燃料節約に過剰な神経を使う必要はなかったとして、フィンランドの『Turun Sanomat』紙へ、次のように語った。

「何の問題も起きていない。最初にシミュレーターでテストをして、バーレーンではレース2回分の距離を走ることができた。最も大事なのは、レースを走りきるのに必要な燃料を確保しながら、できるだけラップタイムを失わないようにすることだ。少なくともバーレーンでは燃料を節約する必要は全くなく、本当に普通に走ることができた。シーズンが始まっても、ほとんどのレースでそういうふうに普通に走ることができると思う」

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