フォルクスワーゲン・グループ・ジャパンが20日(木)、「ゴルフ」シリーズのフラッグシップモデル、「ゴルフR」を発売。価格は510万円になっている。
昨年、輸入車としては初めてとなる「日本カー・オブ・ザ・イヤー 2013-2014」に輝いた7代目ゴルフをベースに開発されたゴルフR。同シリーズ最強のパワートレインと4MOTION(四輪駆動システム)を搭載している。
先代モデルで排気量を3.2リッターから2リッターにダウンサイズしたTSIエンジンをさらに鍛えあげ、最高出力は先代モデルにくらべ 24PS増となる280PS、最大トルクも50Nm増の380Nm と、フラッグシップモデルにふさわしいパワースペックになった。
その一方で、ゴルフRでは初のアイドリングストップシステム"Start/Stop システム"やブレーキエネルギー回生システムで構成される"BlueMotion Technology(ブルーモーションテクノロジー)"を搭載。その結果、JC08モード燃費は、先代モデルの 12.4km/l(10.15 モード)から14.4km/lに向上するなど、パワーと環境性能を高次元で両立している。
また、「R」専用アイテムを多数、内外装に標準装着。エクステリアでは、フロント部分に「R」専用の大型エアインテーク付きバンパーや「R」ロゴが入ったブラック塗装のフロントグリルを、そしてリヤには、左右2本ずつ、計4本のクロームデュアルエキゾーストパイプやブラックのディフューザー(整流板)を装着しています。同様にインテリアも、特別なモデルの開発を担当するフォルクスワーゲンR GmbHによる特別な仕立てが行われるなど、新型ゴルフRはひと目で通常のゴルフシリーズとは一線を画す、本格スポーツモデルとしての差別化が随所に取り入れられた。
さらに、"自動運転"の基礎技術も装備。アダプティブクルーズコントロール"ACC"は、従来のオートクルーズシステムの拡張機能として、"全車速追従機能"が付いており、設定車速および車間を計測しながら自動追従走行する。レーンキープアシストシステム"Lane Assist"は、ドライバーの不意の操作による車線逸脱を防止。こうした安全装備以外にも、時速 30km/h 未満で緊急ブレーキが作動する"シティエマージェンシーブレーキ"や、すべての速度域で先行車への追突を回避ないしは軽減するブレーキシステム"Front Assist Plus"、万が一の事故の危険性を感知すると、自動的にシートベルトを巻き上げ、 開いているウインドーをわずかのすき間を残して閉じることでエアバックの作動を確実にし、安全性を高める
"プロアクティブ・オキュパント・プロテクション"、追突時に車両が飛び出すことで生じる二次的な事故を抑止する"マルチコリジョンブレーキ"など、さまざまな先進安全装備を搭載している。
<新型「ゴルフR」主な特徴>
■エンジン
新設計2リッター直噴ターボ(TSI)エンジン+BlueMotion Technology
■駆動方式
新世代 4MOTION(フォーモーション:四輪駆動システム)
■燃費
14.4Km/l(JC08 モード)
■エクステリア
フロント
「R」専用フロントバンパー、「R」ロゴ付きブラックグリル、
バイキセノンヘッドライト(LED ポジション LED ターンシグナル付)
リヤ
「R」専用リヤバンパー、LED テールランプ、ディフューザー(整流板)、
「R」専用シフトノブ、クロームデュアルエキゾーストパイプ
サイド
クロームドアミラー、7.5JX18 インチアルミホイール(5 スポーク)
■インテリア
「R」専用レザー3 本スポークマルチファンクションステアリングホイール、 トップスポーツシート(ブラックレザー)
■サスペンションなど
「R」専用スポーツサスペンション、「R」ロゴ付きブラックブレーキキャリパー