2014年F1の予選をより面白くする新たな方策が明らかになった。
21日(金)に主要なF1関係者がバーレーンに集まることが先週、判明。劇的に変わった規則の下、予選Q3の面白さを保つのが会合の目的である。
具体的には、タイヤ温存と信頼性を理由として、Q3のセッションに参加しないドライバーを何とかしようというものだ。報道によると、対策のひとつとして浮上したのは、Q3で各ドライバーに1セット多くタイヤを供給することだ。
『Autosprint(オートスプリント)』誌のロベルト・チンケーロ記者は、Q3だけに供給される1セットはオプション、あるいは場面に応じて最速のタイヤになると伝えている。
さらに明らかになった変更案では、Q3で最速タイムを記録したタイヤで決勝をスタートする規則が廃止される模様だ。これにより各ドライバーはQ3でも遠慮なく攻めることができる。
予選トップ10ドライバーは、Q2で最速を計測したタイヤで決勝スタートを切ることになる。
また、Q3でコース上の走行を増やすため、セッション時間が10分から12分になりそうだ。これで、もう1回のタイムアタックが可能となる。Q3が長くなった分、Q1は20分から18分に減らされる。
Q3に進出できなかったドライバーも、予選でタイヤを節約させないようにする手だてとして決勝で1セット余分にオプションタイヤを与えられる。