フェラーリが、不調の原因とも言われた風洞の問題を解決してきたようだ。
ここ数年フェラーリは、風洞での実験データと、サーキットにおける実走データの差異に苦しめられてきた。そのため、トヨタがドイツに持つ風洞を開発に使い、自前の風洞は閉鎖して徹底的な改修を実施した。
だが、先週末に今季1回目の開幕前テストが行われたヘレスで、フェラーリのチーム代表ステファノ・ドメニカリは、「空力の確認作業」で期待どおりの結果を得られたと発言。また、ドライバーのフェルナンド・アロンソも次のように『CNN』へ語り、初期テストのデータに問題はなかったと明かした。
「クルマには、いい兆候も見られたよ。クルマの設計思想が、そのままデータに表れているといったところだね」
「問題や、悲観的になるようなものは何もない。ただ、やるべきことは山積みだよ」