2014年F1チャンピオンとして本命視されるメルセデスAMGでは、新シーズン開幕を前に期待が高まっているようだ。
エンジンも含めたF1ルールが大きく変わる今年、自社製のシャシーとエンジンで戦うチームが有利になるとの意見もある。現在のF1ではフェラーリとメルセデスがそれにあたり、目下4連覇中のレッドブルを倒すのはそのどちらかだろうと言われている。
メルセデスAMGの新車W05はすでに先週、「撮影目的」でシルバーストン・サーキットで40kmを走っており、この時ステアリングを握ったニコ・ロズベルグ(メルセデスAMG)は前向きなコメントを自身のツイッターに残していた。
しかし、メルセデスのモータースポーツ部門トップのトト・ヴォルフは油断する素振りも見せず、『DPA』通信にこう話している。
「この段階でチャンピオンの話をするのはあまりにも早すぎるだろう」
それでも、「毎晩、夜勤シフトが必要だった」と冬の間にチームが例年以上に努力したことを明かした。
そして28日(火)に開幕したシーズン前テストでは、ルイス・ハミルトンがW05の初テストを担当したが、フロントウイングが脱落するトラブルでメルセデスAMGは予定より早くテスト初日を切り上げている。