ヨーロッパの通信社による投票により、セバスチャン・ベッテル(レッドブル)が2013年のスポーツマン・オブ・ザ・イヤーに選出された。
ポーランドの『PAP(ポーランド通信社)』によって主催された今回の投票には、ヨーロッパの21の通信社が参加。その結果、レッドブルのベッテルが、スペイン人テニスプレーヤーのラファエル・ナダルや、イギリス人陸上選手のモハメド・ファラーらを大きく引き離してトップに選出されている。
最年少で4年連続F1タイトルを獲得する活躍を見せたベッテル。しかし、ベッテルが勝利できたのは天才設計者と言われるエイドリアン・ニューイが造ったクルマに乗っていたからだという意見が少なからずあるのも事実だ。
だが、2013年まで8年間フェラーリに在籍し、来年はウィリアムズに移籍が決まっているフェリペ・マッサは、ブラジルの『Totalrace(トータルレース)』に次のように語った。
「それ(ベッテルの強さ)は彼の才能によるものだ。間違いないよ」
「彼は素晴らしいドライバーだし、達成したすべてのことは彼にふさわしいものだ」
「多くの人たちが、最高のクルマに乗っているから勝てるだけだと言っている。確かに、彼には最高のクルマがある。でも、彼がやり遂げた仕事は素晴らしいものだし、もしこれからも競争力のあるクルマに乗り続けることができれば、もっと勝利を重ねるだろうね」、とマッサは付け加えた。