現在ピレリによるF1タイヤテストが行われているバーレーンから、2014年F1タイヤがより保守的になるかもしれないとの声があがっている。
ピレリによる3日間のタイヤテストが17日(火)からバーレーンで始まった。このテストには、レッドブル、フェラーリ、メルセデスAMGそしてトロロッソが2013年型車で参加している。
来シーズンのタイヤには、新型ターボエンジンによって今季より格段に増すとされるトルクへの耐性が求められるとされる。今回のテストは極秘で行われているため、ラップタイムや詳細は一切非公開だ。しかし、イタリアの『Autosprint(オートスプリント)』は、「一般的な見解として、タイヤは遅くなっている」と伝えた。
「同じ(2013年の)クルマでも、ラップタイムは遅くなると見られている。なぜなら、タイヤサプライヤーがかなり慎重なアプローチを取っているからだ」
ピレリにとって、2013年は激動の1年だった。F1イギリスGPでは相次ぐタイヤのバーストに見舞われ、タイヤの耐性と質を巡って絶えず不満や疑問が投げかけられた。
『Autosprint(オートスプリント)』は、ピレリがバーレーンのタイヤテストに非常に多くのタイヤコンパウンドやタイヤ構成物の組み合わせを持ち込んでいるが、唯一すべてのタイヤに共通して言えるのは、タイヤ内のベルトがケブラー製であることだとしている。
「2013年シーズン序盤に数々の問題をもたらしたスチール製ベルトによる実験はもう終わった」と同記事内で書かれている。