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ベッテルへのブーイングはアロンソ発言が引き金?

2013年11月15日(金)12:50 pm

ファンをけしかけて表彰台でセバスチャン・ベッテル(レッドブル)へのブーイングを誘発させたのはフェルナンド・アロンソ(フェラーリ)だと、レッドブルのチーム代表、クリスチャン・ホーナーがアロンソ非難を展開している。

レッドブルのオーナー、ディートリッヒ・マテシッツは最近、アロンソを伝説的ボクサーのモハメド・アリになぞらえ、「あくどい心理ゲームを仕掛けさせたらピカイチ」とこき下ろしていた。

そのうえでホーナーは、F1第11戦ベルギーGP、第12戦イタリアGP、第13戦シンガポールGPの3戦にわたって決勝後の表彰台でベッテルがブーイングを浴びたのはアロンソのせいだと、フェラーリのエースを責めるのである。

ホーナーは今週、イギリス国営放送局のラジオチャンネル『BBC 5 Live』に出演、ベッテルを「悪役」に仕立てるのはそれがライバルたちに「都合がいい」からだと、次のように語った。

「たきつけたのはライバルたちだよ。例えばフェルナンド・アロンソは、表彰台でセバスチャンがインタビューに答えようとしたとたん、かぶっていたキャップを脱いで観客に放り投げ、わざとリアクションを起こすんだ。それってどうなんだろうね」

しかし、ベッテルの不人気は自業自得という者もいる。ニコ・ロズベルグ(メルセデスAMG)は今季、ベッテルに手厳しい。他チームが勝てないのは努力が足らないからといい放ったベッテルが許せないのだ。

「(なぜブーイングをするのか)直接ファンにきいてみるのも、いいかもね」と、ロズベルグは今週ドイツの『Sport Bild(シュポルト・ビルト)』に話していた。

「成功すればするほど、人々はその者について声を大にする。身の回りを味方で固めるのは重要だよ」というロズベルグだった。

今年序盤のF1第2戦マレーシアGPでベッテルが一気に人気を落としたのは、多くが思っているところだ。チームオーダーを露骨に無視し、チームメートのマーク・ウェバーから優勝をもぎ取ったのだ。

そのウェバーは今週、イギリス『Daily Mail(デイリー・メール)』にこうコメントした。「レース直後の彼の反応は納得できるものだったよ」

「彼は、自分がやってしまったことを後悔していたと思う。だが、問題は2週間後の中国GPだよ。まったく後悔していないというじゃないか。人にどう思われるか考えての言動なのか、疑ってしまったよ」

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