NEXT...F1開催スケジュール

マッサ、フェラーリのために残り2レースを全力で臨む

2013年11月15日(金)12:06 pm

フェラーリのフェリペ・マッサが、サーキット・オブ・ジ・アメリカズで行われるF1第18戦アメリカGP(11月17日決勝)を前に、現在の気持ちや、今後に向けての意気込みなどを語った。

フェリペ・マッサ
「フェラーリでこれほど長い時間を過ごせたことをとても誇りに思う。何度も素晴らしいときやすごくうれしいときがあった。スポーツにおいても、人間関係においてもね。そして、もちろん、フェラーリで多くの勝利をあげることもできた」

「僕は、フェラーリのドライバーの中でも非常に多くのレースをしてきているし、ミハエル(シューマッハ)についで2番目に多いんだ。そして、実際には2001年からフェラーリと関係する契約を結んでいたし、それも含めれば、僕はミハエルよりも長くチームと一緒にいたことになるよ。この一緒に過ごした時間を、僕にとってもフェラーリにとっても円満な形で終わりを迎えることができてうれしく思っている。それは常に僕の歴史の一部であり続けるし、このチームをいつも身近に感じるだろう」

「僕たちは、先週末にムジェロですごくすてきなパーティーをやったんだ。フェラーリのフィナーリ・モンディアーリに来た大勢のファンの前でね。ずっと雨だったにもかかわらず、みんなが僕にお別れをしにきてくれた。僕がイタリアでフェラーリに乗るのはそれが最後だったからね。すごく感動的な日だったし、たくさんの人たちがそこにいるのを見て少しばかり泣いてしまったよ。僕のために15,000人もの人たちが集まってくれるなんて思ってもいなかったんだ」

「僕はこのファミリーの一員ではなくなったことを寂しく感じると思う。ファクトリーに行ったときにフィオラノ・サーキットの宿舎で寝ているときは、家に帰ってきたように感じていたからね。僕がここで得た友人たちと会えなくなるのは寂しいよ」

「最初に、まずはステファノ(ドメニカリ/チーム代表)にお礼を言わなくてはならない。彼はこのチームのリーダーだし、僕がもっとも親しくしていた人だからだ。そして会長のモンテゼモーロ(ルカ・ディ・モンテゼモーロ)にもね。僕を支援するためにできる限りのことをしてくれた。それから、ジャン・トッド(当時のチーム代表/現FIA会長)は僕に最初にフェラーリへ来るチャンスを与えてくれた人だ。そして、すべてのメカニックたち、エンジニアたち、そして間違いなくF1でも最高の管理スタッフたち、そしてファクトリーにいる全員に感謝したい。またパスタを食べに帰ってくるよ!」

「(今季残り2戦で)自分たちの目標を達成するために、自信を持って、できることはすべてやる必要がある。でも(チーム別ランキングで2位を確保することは)簡単なことではないだろうね。メルセデスAMGには速いクルマがあるし、ロータスもそうだ。僕たちはメルセデスAMG勢の上に立てるように、2レースともいいレースをしないとね」

「来年に向けてウィリアムズと契約できたことで、ものすごく満足している。自分のキャリアにおける新たな挑戦を楽しみにしているし、やる気に満ちていると感じているよ。今シーズンはずっと困難なときが続いているけれど、それを乗り越えるために僕は多くのことをウィリアムズにもたらすことができると思っている。ウィリアムズはF1の歴史の一部だ。チーム内の人材がいろいろ代わるのを見てきたけれど、それはいい兆候だし、もちろん、新たなルールによってすべてが変わる可能性がある」

「僕は、これまでのレース人生のほとんどをイタリアのチームとともに過ごしてきた。F1に上がる前からね。そして、これからはイギリスのチームに順応しなくてはならない。多分、フィッシュアンドチップスも食べてみる必要があるだろうね!」

前後の記事
最新ニュースをもっと見る  >
TopNewsの最新ニュースが読めるよ!
facebookフォロー Twitterフォロー RSSでチェック