フェリペ・マッサ(フェラーリ)との契約を11日(月)に明らかにしたウィリアムズだが、今後、現在フェラーリでマッサのレース担当エンジニアを務めるロブ・スメドレイの加入も発表する可能性があることを認めた。
2014年にマッサが加入することを発表した際、ウィリアムズのチーム副代表であるクレア・ウィリアムズは、「たくさんの発表」が近いうちに行われることになるだろうと語っていた。
すでに9月には、有名なエンジニアであるマッサ担当のスメドレイがウィリアムズへ移籍するのではないかとのうわさが報じられていた。スメドレイはマッサとは非常に親密で、ほとんど父親にも似た存在となっている。
イギリス出身の39歳となるスメドレイは、その後すでにウィリアムズとの契約にサインを済ませていると考えられている。
この件についての質問を受けたクレアは、『BBC』に対して次のように答えた。
「ウィリアムズには素晴らしい才能を持った人たちがいます。ですが、私たちには、トップに立つために必要なすべての才能をそろえる必要があるんです」
「ですから、私たちはシーズン終了前に、あるいは、その少し後になるかもしれませんが、今回(マッサ)のような発表をいくつか行うことになるでしょう」
仮に、スメドレイがフェラーリから移籍してきた場合、再びマッサの担当エンジニアに収まるのではなく、さらに大きな責任を負うポジションに就くことになるだろうとうわさされている。
クレアは次のように続けた。「仮にロブ・スメドレイが私たちのチームに加入することになれば、契約条件によることになりますが、彼の望む職務が与えられることになるでしょう。それはフェリペの担当レースエンジニアかもしれませんし、そうではないかもしれません」
「フェリペは、彼の担当レースエンジニアを伴ってくる必要がないほど熟成したドライバーですからね」、とクレアは付け加えた。