フェルナンド・アロンソ(フェラーリ)が、世界レベルのプロ自転車チームを発足する計画を進めている。
アロンソは、危機的状況に追い込まれたスペインの自転車チームの『Euskatel-Euskadi(エウスカルテル・エウスカディ)』を買収すると9月初旬に発表したものの、その後交渉が決裂したことが明らかとなった。
だが、アロンソは、その代わりに2015年に自身のチームを発足させたいと語っていた。
アロンソのマネジャーであるルイス・ガルシア・アバドが、イタリアの『La Gazzetta dello Sport(ガゼッタ・デロ・スポルト)』に語ったところによれば、アロンソの計画はすでに順調に進展しているという。
アバドは、「いくつかのスポンサーとの契約はすでに結ばれている」とした上で、2015年のチーム活動開始日もすでに決定されており、それは「次のツール(ツール・ド・フランス)の最初の休息日」だと語り、次のように続けた。
「フェルナンドは、自転車競技にF1のいい面を持ち込みたいし、その逆のことも望んでいると言っていた」
「これは、技術的なもの、リサーチ、マーケティング、宣伝活動、テレメトリーのような新しい道具、医療センターのようなものを意味している」
「意図しているのは、何か新しいことをやること、そしてドーピングの問題を排除することだ」とアバドは説明した。
アバドはさらに、アロンソの自転車チームのスポンサーは、自転車競技においては新顔となるものの、現在フェラーリのスポンサーとなっているサンタンデール銀行もそのひとつではないかという推測についてはこれを否定し次のように語った。
「F1と自転車競技のビジネスはそれぞれ分けておいたほうがいいからね」