フォース・インディアは、2014年にケビン・マグヌッセンと契約するのではないかとの推測を否定しなかった。
ケビンの父は、元F1ドライバーのヤン・マグヌッセン。現在21歳のケビンは、現在マクラーレンから育成ドライバーとして支援を受けており、今季のフォーミュラ・ルノー3.5チャンピオンの座をほぼ手中にしている。
ドイツの『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』は最近、フォース・インディアがマクラーレンに対して負債を負っていることを明らかにし、もしフォース・インディアが来季マグヌッセンをF1デビューさせれば、マクラーレンがその負債を免除する可能性があると報じていた。
このうわさは、ポール・ディ・レスタが期待に応えるパフォーマンスを示せないでいる中、フォース・インディアが来季エイドリアン・スーティルと新たなチームメートを組ませることを検討しているのではないかとの推測と結びつくものだ。
これに関し、フォース・インディアのチーム会長兼代表であるビジェイ・マリヤは次のように主張した。
「我々には現時点において競争力のある(ドライバーの)組み合わせがある。だが、われわれはインドGP(27日決勝)以前には(2014年に関する)いかなる決定もすることはないだろう」
『Reuters(ロイター通信)』に、ケビンの件を尋ねられたフォース・インディアのチーム副代表であるボブ・ファーンリーは次のように答えた。
「ビジェイはこれまで常に、獲得できる最高のドライバーたちを据えてきた。私は、彼がその信条を変えるとは思わないね」
「だから、実際にドライバーを決定するときがくれば、我々も自分たちの推薦するドライバーの名前をあげるよ。そしてもしケビンがその候補の中に入っていれば、それはそれでいいことだ」
だが、ファーンリーは次のように続けた。
「私としては、マクラーレンがまずそれを検討すべきだと思うよ。もしマグヌッセンが素晴らしいドライバーなら、なぜそのチャンスを生かさないんだい?」