F1ロシアGP開催のための最終的な費用が、当初の想定の約2倍になることがわかった。
ロシアの経済紙『Vedomosti(ベドモスチ)』によると、当初は1億4,200万ユーロ(約189億円)を想定していたが、実際は2億6,000万(約346億円)ユーロになるという。
この金額は、レースプロモーターであるオメガ・センターの代表者ゲナンジー・サイエンコも認めている。
「あれ(当初の金額)は概算であり、サーキット建設を監督する設計者のティルケ社が要求する多くの条件を考慮に入れていなかった」とサイエンコはコメントした。
また、プロモーター側とロシアの自動車連盟間に対立があり、これが原因となって統括団体FIA(国際自動車連盟)へのレース開催申請期限を逃していたとも伝えられる。
この件については、同じくオメガ・センターの代表者であるディミトリ・エロフィエフが、2014年のF1日程に必ずロシアGPも含まれるとして次のように語った。
「日程が発表されたときには、ロシアGPの名もあるはずだ。(承認が必要という)注釈なしでね」