スペインのスポーツ紙『Mundo Deportivo(ムンド・デポルティーボ)』は、フェラーリが18カ月間閉鎖していた風洞施設を10月後半に再稼働させると伝えている。
チーム本拠地マラネロにある風洞施設について実走データとの整合性に問題があることが明らかになって以降、フェラーリはドイツのケルンにあるトヨタの施設を使っていた。
補修作業が終わるマラネロの風洞は、性能も向上しているという。
「自前の風洞がないのは、バスケットで言えば、ライバルが両手を使っているのに、片手だけでプレーするようなものだ」というチーム代表ステファノ・ドメニカリの言葉が伝えられている。
フェラーリは、2008年を最後にF1コンストラクターズタイトルを逃している。風洞が復活することで、現チャンピオンのレッドブルに対抗できるか注目される。