キミ・ライコネン(ロータス)が2014年にフェラーリに復帰することが決定し、チームを追われるフェリペ・マッサ。新たに空いたロータスの2014年シートは、マッサにとって非常に限られた選択肢のひとつだ。
マネジャーのニコラ・トッドは次のように話す。「ロータスだけがチームじゃない。ほかにも道はあるよ」
「とはいえ、目標はロータスとの契約だ。今のところ、一番興味をそそられるオプションだからね」と、トッドはフランスのテレビ局『Canal Plus(カナル・プリュス)』に語った。
「マッサは、小チームに入って隊列の後方をチマチマ走るようなまねは決してしない。いずれにしろ、今後数週で身の振り方をはっきりさせたい」
トッドの決意とは裏腹に、イタリアの有力スポーツ紙『La Gazzetta dello Sport(ガゼッタ・デロ・スポルト)』は、マッサが来季のF1から姿を消すと予想している。
フェラーリがマッサ解雇を決めたのは「避けて通れない」道だったというのだ。「結果が下降線の一途をたどっている」のがその理由である。
その反面、同紙は、フェラーリにとって「素晴らしいナンバー2」だったとマッサを評価。「(エディー)アーバインや(ルーベンス)バリチェロより」格上の存在としている。