最近、元F1ドライバーのゲルハルト・ベルガーが、DRS(空気抵抗低減 システム/可変リアウイング)のような技術を使って人為的に追い抜きを増やすのはF1にとってマイナスだと語ったが、メルセデス・ ベンツの元モータースポーツ部門責任者ノルベルト・ハウグはこれについて聞かれて次のように答えた。
「良い意図を持って考えられたことだ」とハウグは一定の理解を示した。「しかし今にして思えば、一方がウイングを開いており、もう一方が開いていない状況で本当の追い抜きと言えるのかと考えずにはいられない」
「レースが退屈だった時期に導入されたことだ。だが今は、ねらいより行き過ぎたと言ってもいいのかもしれない」