キミ・ライコネン(ロータス)が、ロータスとの残留交渉が進展していないことを認めた。
レッドブルやフェラーリへの移籍、ロータス残留があったライコネン。しかし、レッドブルがダニエル・リカルド(トロロッソ)の来季起用を決めたことから、ライコネンにとっての選択肢はロータス残留かフェラーリ移籍となった。
ライコネン本人は、ロータス残留を希望しているとも言われるが、「いくつかの問題が残っている限りは、来年についての交渉はしない。彼らもそれは知っているし、認めている」とライコネンは語った。
ライコネンの語る「問題」は、ロータスからライコネンへの給与支払いが遅れている件だとみられる。
また、レッドブルがなぜリカルド起用を決めたと思うか質問されたライコネンは、次のように答えている。
「彼らに聞きなよ。僕は知らない」
「話をしてもうまくいかないこともある。理由はいくらでも考えられるけど、僕には分からない」
レッドブルがすでに来季ラインアップを決定し、ロータスとの問題が解決しなかった場合、ライコネンにとっての選択肢はフェラーリしかなくなる。だが、2009年にライコネンがフェラーリを離脱した際、フェラーリのルカ・ディ・モンテゼモーロ会長との関係が最悪の状態になっていたとされる。
「僕の方は彼らに対して、何も悪い感情は持っていない。過去には、別の形にできたであろうこともいくつかあったけど、僕にとって過去は過去だよ」と語るライコネンは、モンテゼモーロとの関係がフェラーリ復帰の障壁になることはないとして、次のように加えた。
「僕は誰との間にも問題を抱えていない。もし彼に会ったら、あいさつするよ」