ロータスのチーム会長でオーナー企業ジェニイ・キャピタルの代表者ジェラルド・ロペスは、F1に取り組み続けると語った。
ロータスが1億2,000万ユーロ(約156億円)の負債を抱えていることをロペスは認めているものの、問題ないと繰り返し話してきた。
今回ロペスは、ロシアの『f1news.ru』に対し、この金額は投資会社のジェニイにとって深刻なものではないと明かす。
F1とロータスという名前にこだわり続けるつもりかと聞かれたロペスは、次のように答えている。「そう考えている」
「これまでも、関心を持ち続けている限りF1にとどまると話してきた。2年前も昨年も関心はあったし、何も変わっていない」
「しかし、すべてが我々次第ではない。3年とか5年後にF1がどうなっているかは言えない」
「我々の関心は、チャンピオン争いでトップのチームに加わっているかどうかに大きく掛かっている。優勝し、トップと争うこと。それがとどまっている一番の理由だ」とロペスは話している。
ロペスは、ロータスはメルセデスやフェラーリとは比較できないと言う。ジェニイは「車を売っていない」からだ。
投資会社にとって、F1は「プラットフォームであって、宣伝の場ではない」とロペスは語り次のように続けている。
「一般的に言って、F1チームを持っていることそのものは、利益をもたらすプロジェクトではまったくない。チームが無益でないだけで、我々にとっては十分だ」
そのため、ロータスの売却はないとロペスは主張している。
「パートナーを探していることは隠さない。それについてはオープンに話している。しかし、チームの売却について話をしているのではない。それは同じことではない」