キミ・ライコネン(ロータス)が古巣フェラーリに復帰するといううわさは、相変わらず残っている。元F1ドライバーでフェラーリにも在籍したゲルハルト・ベルガーは、『Bild am Sonntag(ビルト・アム・ゾンターク)』に理想のドライバーラインアップを聞かれて、「アロンソとライコネンだ」と答えている。
だが、この実現の鍵を握るのは、チームの絶対的「ナンバー1」であるフェルナンド・アロンソだ。アロンソは、マッサの残留を望んでいると明言している。
元F1ドライバーのミカ・サロはライコネンについて、「キミは他人のことを気にしない」と『Turun Sanomat(トゥルン・サノマット)』紙に話している。
「彼は、アロンソのステータスなど気にしないだろうし、何であれ利用して優位に立とうとするようなことはしないだろう。だが、フェルナンドがそれ(ライコネンとチームメートになること)を気に入らないことは予想できるね」とサロは語っている。
アロンソが重要なスポンサーであるサンタンデールとともにフェラーリに加入することが決まったとき、ライコネンとフェラーリの契約は残っていたが、2009年末に本来の契約期間よりも1年早く解消された。
ベルガーが理想と言ったアロンソとライコネンのドライバーラインアップが実現するのは難しいと見る関係者は多い。