ロータスのチームオーナーであるジェラルド・ロペスが、ロータスが2014年もキミ・ライコネンを残留させるために力を注いでいるが、それにはロータスにエンジンを供給しているルノーが関係していると認めた。
これまで、ライコネンがエンストンに本部を構えるロータスとルノーがより緊密な共働関係となるよう強く働きかけていたとのうわさがあった。伝えられるところでは、ロータスは、F1のチャンピオンチームであるレッドブルがインフィニティとますます提携関係を深めていることを受けて、さらに露出度を高めることを望んでいるという。
ロペスは25日(日)に、ロータスではライコネンとの交渉において「進展」があったと、ロシアの『f1news.ru』に次のように語った。
「我々は、キミが何を待ち望んでいるかを理解している」
それは、未払いの報酬のことなのかと問われたロペスは、「いや、私が言っているのは技術的側面のことだ」と答え、次のように続けた。
「彼は、来年我々とルノーの関係がどのような形になるのかなど、そういうことに興味を持っているんだ。残留する可能性はとても高いよ。私は本当にそう信じている」
「財政的なことは問題にはなっていない。我々が話し合っているのは、ルノーとより緊密な関係を確立させることを可能とする方法についてのことだ。それ以上でもそれ以下でもないよ」
しかし、ロータスとルノーの間にはすでに2014年に向けて何らかの契約が行われているのか、と尋ねられたロペスは次のように答えた。
「いや、まだだ」
「これも交渉を進めてゆくプロセスのうちなんだ。すぐに(契約は)行われると思っている」