ロータスのチーム会長ジェラルド・ロペスは、キミ・ライコネンがロータスに残留する契約にまもなくサインすると見ている。
F1第11戦ベルギーGPでも、注目の的はライコネンの去就だった。さまざまな憶測が飛び交っているが、ライコネンのマネジャーであるスティーブ・ロバートソンは、古巣フェラーリへの復帰のうわさをはっきり否定した。
「まったくもって、ばかばかしい」とロバートソンはフィンランドのテレビ局『MTV3』に語った。
「現状は、1か月前のハンガリーとまったく同じだ。合意はしていない」とロバートソンは断言している。
『MTV3』は、ライコネンのロータス残留をF1最高責任者のバーニー・エクレストンが支持していると伝えている。トップドライバーがなるべく多くのトップチームに散らばっているほうがいいというのだ。
ライコネンは23日(金)に、ひとつの問題として、ロータスからの報酬がしばしば遅れたことを認めている。
ベルギーで浮上したもうひとつのうわさが、ライコネンがロータスに求めている残留の絶対条件は、エンジン供給元のルノーとの関係強化ではないかというものだ。ロータスは元ルノーワークスチームだったが、現在ルノーはレッドブルとの関係を強めている。
こうしたことから、ライコネンはロータスに2014年の競争力を「保証」するよう求めているのではないかとうわさされている。
「何も保証する必要などない」とロペスは話す。「我々には高い競争力がある」
「それよりも、問題は来シーズンだ。ルノーとの合意に非常に近づいている」
「勝算は大きいと信じている。我々はこれまで、キミが求めるものを提供するという仕事をうまくやってきた」
機が熟せば、ライコネンとの契約交渉はすぐに終わるとロペスは見ている。
「すでにたっぷり話し合ってきた」とロペスは話す。「彼が望むものを提供し、落ち着いて対応できる限り、すぐに合意に至ることができると信じている」