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レッドブル移籍説のアロンソ「ノーコメント」

2013年07月30日(火)11:05 am

F1ハンガリーGPのパドックにおいて、フェルナンド・アロンソ(フェラーリ)のマネジャーがレッドブルのチーム代表であるクリスチャン・ホーナーと話し合いを行ったことが明らかとなったことで、にわかにアロンソがレッドブルに移籍するのではないかとのうわさがささやかれ始めている。

だが、アロンソのマネジャーを務めるルイス・ガルシア・アバドが、レッドブルの育成ドライバーであるカルロス・サインツJr.のマネジャーでもある。そのことから、レッドブルが今季限りでチームを離れることになっているマーク・ウェバーの後任ドライバーとして、フェラーリのナンバー1ドライバーであるアロンソがレッドブルに電撃移籍するという話は簡単に否定できたはずだ。

ところが、ホーナーは次のように述べるにとどまっている。

「キミ(ライコネン/ロータス)や、フェルナンドのことがいろいろ語られているようだが、われわれの来年に向けた判断を曇らせるものは何もないとはっきり言っておくよ」

実際のところ、ほとんどの情報通のF1関係者や内部関係者、そして評論家たちは、ホーナーがこのチャンスを利用してライバルであるフェラーリを動揺させようとしているのか、あるいはアロンソが、フェラーリに大きなプレッシャーを与えるためにこの話をしかけたのではないかとみている。

アロンソは、今回のレッドブルに関するうわさについて問われると、あまり率直に語ろうとはせず、「何も言うことはないよ」と答えたのみだった。

さらに、現在フェラーリとの間に結ばれている長期契約を考え直そうとしているのではないか、と問われたアロンソは次のように返している。

「それって、言葉を変えただけで、同じ質問だよ。だから、それには答えない」

アロンソは、自分のマネジャーがホーナーと会っていたことは知らなかったとし、興味本位のF1ジャーナリストたちを非難した。

「もう8月だし、4週間もF1がないってことはみなさん(記者たち)にとってはすごく危ない期間だよね」

そう語ったアロンソは、「みなさんが夏の間は大人しくしてくれることを期待するよ」と付け加えた。

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