ザウバー「追い抜きが難しい」／F1ハンガリーGPプレビューまとめ
ザウバーのニコ・ヒュルケンベルグとエステバン・グティエレスが、ハンガロリンクで行われるF1第10戦ハンガリーGP（28日決勝）に向けて意気込みを語った。
ニコ・ヒュルケンベルグ
「ブダペストは素晴らしい雰囲気につつまれた街だし、美しい古い建物がたくさんある。街にはドナウ川も流れていて、あそこへ行くのが好きだよ。僕が初めてハンガロリンクに行ったのは2009年だった。土曜日に行われたGP2で優勝したし、あそこではいつもいいレースができていたよ。2010年は僕にとって初めてのF1でのシーズンだったけど、夏休みに入る直前に、それまでで最高の6位という結果を残したんだ」
「このサーキットは腕が試されるし、ミスもほとんど許されない。第2セクターはいくつも（コーナーが）組み合わされていて、次から次へと流れるように続いてゆく。もし走行ラインをはずしてしまえば、そのセクターすべてがむだになってしまう。正確に走らなくてはならないんだ。それに、追い抜きも難しい。DRS（空気抵抗低減システム／可変リアウイング）を使ったとしてもね。ストレートは1本しかないけど、それもそんなに長くない。だから、予選が特に重要な意味を持ってくるよ」
エステバン・グティエレス
「ハンガリーでは、ニュルブルクリンクのときよりは前進して、いい週末になるんじゃないかと思う。ハンガロリンクは独特なレイアウトのサーキットだし、僕にはいい思い出がある。僕が初めて走ったヨーロッパのサーキットがここだったんだ。フォーミュラBMWでのテストのときにね」
「いくつか中速コーナーがあって、安定性が特に重要になる。それに、タイヤにもかなり厳しいんだ。とりわけ長いコーナーではね。そして気温もかなり上がるだろうし、タイヤをうまく持たせるためにはそれも計算に入れておかないとならないよ」
「コースはすごく運転技術が求められて、追い抜きも難しくなる。僕の好きなところは、ターン1から5までかな。特に第ターン4は高速の左コーナーになっていて、コーナーに差し掛かったときには先が見えないんだ。だから縁石を使うときはすごくワクワクするよ」
