ルノー・日産アライアンスが、10万台目のゼロ・エミッション車を販売したことを発表した。
ルノー・日産アライアンスは、ゼロ・エミッションだけで今までに、およそ8億4,100万kmを走行したことになるという。これは地球を2万周以上できる距離。また、5,300万リッターの燃料を節約、1億2,400万kgのCO2が排出されなかったことになる。
ルノー・日産アライアンスCEOのカルロス・ゴーンは、「本格的なゼロ・エミッション車の時代が来ています。私たちは、充電インフラが整備されると共に、ゼロ・エミッションの需要は増え続けると考えています。今後も長期的にゼロ・エミッション技術に取り組んでいきます」と述べた。
ルノー・日産アライアンスによると、ルノーと日産が販売したゼロ・エミッション車は、ほかの主要自動車メーカーが今までに販売したEVの合計販売台数よりも多く販売した。
アライアンスで初めて発売したEVは「日産リーフ」。これは、カリフォルニア・シリコンバレーのエンジニアのオリビエ・ シャロウィさんが所有しいるという。そして、ゼロ・エミッションの10万人目のオーナーは、米国の大学院生、アリソン・ハワードさん、今月初めに同車のオーナーとなり、ジョージア州アトランタのケネソー州立大学への通学に使っているようだ。
ハワードさんは、「日産リーフの走りは完璧です。とても格好良くて、大好きです。全てを電気でまかない、ガソリンにお金を使わなくて良いというのは、学生として助かります」と語っている。
全世界で71,000人以上の人が、世界で最も売れている電気自動車「日産リーフ」を購入しており、世界で販売された100%電気自動車の半分以上は「日産リーフ」だという。
ルノーは、初めての電気自動車「カングー Z.E.」を2011年後半に発売して以来、今までに約30,000台の電気自動車を販売。ルノーは、欧州の電気自動車市場をリードしており、現在、「トゥイジー」も含めた同市場のシェアは61%となっている。