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チルトンがシモンズの批判に反撃

マックス・チルトン（マルシャ）が元マルシャの技術責任者パット・シモンズに反撃した。

ウィリアムズへの移籍直前にシモンズはマルシャのドライバーとトップドライバーを比較する発言をしており、フェルナンド・アロンソ（フェラーリ）のようなチャンピオンなら同じクルマで走っても0.5秒は速いだろうと話していた。

「こればっかりは仕方がないな。ウチはお金を持ってこられるドライバーを選ばなくちゃいけないからね」ともシモンズは過去に発言している。

このコメントはすぐにチルトンへの批判として受け取られた。チルトンは裕福な父親が資金を提供する事によってF1デビューを果たしたからだ。

フェラーリとつながりのあるチームメートのジュール・ビアンキの活躍もチルトンに影を落としている。

しかしチルトンは、シモンズの見立てを不公平だともらした。ロシアの通信社『Ria Novosti（リア・ノボスチ）』は、「マシンの性能を引き出せないドライバーを2人も雇うF1チームなんかひとつもないよ」というチルトンの発言を伝えている。

また、チルトンはシモンズの「アロンソのようなチャンピオンなら0.5秒速い」という見立てについても異論を唱えている。

「僕らのマシンにそれほど余力があるとは思えないね」

「0.5秒もあるとは思わないけど、例えばジェンソン（バトン／マクラーレン）とか、ルイス（ハミルトン／メルセデスAMG）みたいに長い間F1にいる経験豊富なドライバーなら、確かにもう少し力を引き出すことはできると思うよ」