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フェラーリ、マッサとの契約交渉に二の足

2013年07月12日(金)11:04 am

フェラーリに、フェリペ・マッサとの未来を描く意志はあるのだろうか? 少なくともルカ・ディ・モンテゼモーロ会長は、その準備ができていない。

F1第6戦モナコGP以降、マッサは何かにつけコース上でトラブルを起こしている。いよいよマッサも年貢の納め時、そんな憶測が飛ぶのも無理はない。

「確かに厳しい局面を迎えている」と話すのは、チーム代表のステファノ・ドメニカリ。先週末の第9戦ドイツGP決勝で序盤にスピン、早々と戦列を離れたマッサについてドメニカリは次のように語っている。「もちろん、こうした結果の数々には不満だよ」

「しかし、われわれはマッサを支えてやらなければならない。チームはチームで、コンストラクターズ選手権を戦っているのだからね」

ドメニカリのコメントは別にして、止めどなく身に振りかかる災難に、マッサ本人も立場の危うさを実感しているのではないだろうか。だが答えは、「さあ、さっぱり」とそっけない。

モンテゼモーロは10日(水)、こう語っている。「(マッサの)将来? そのことについて話すのは、まだまだ先だ。急ぐ必要はない」

2014年のシートに座るのがマッサではないとしたら、いったい誰が? 今までに、ニコ・ヒュルケンベルグ(ザウバー)やジュール・ビアンキ(マルシャ)の名が取りざたされている。

この日のマッサはマラネロのチーム本拠地でシミュレーターに乗り、その後モンテゼモーロと会ったはずだ。モンテゼモーロは言う。「われわれがフェリペに全幅の信頼を置いていることを、彼もよく分かっているよ」

「彼が持てる才能をすべて注いで、安定した成績を上げるよう願っている。ここ2戦のスタートは、ほんとうに素晴らしかった」

ところが、元F1エンジニアでF1テレビ解説者のゲイリー・アンダーソンは、最近マッサが「最悪のタイミングで」ミスを繰り返していることについて、以下のように『Speed Week(スピードウィーク)』へ語っている。

「彼ほど力のあるドライバーがニュルブルクリンク(ドイツGP)のようなミスを犯すのは、ちょっとありえないね」

「そろそろフェラーリも、もっと安定して得点できるドライバーに替え時かな」

「ニコ・ヒュルケンベルグが当然の選択だが、私なら、ここはジュール・ビアンキを取る。フェルナンド・アロンソの座を脅かす危険性が、より低そうだからね」

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