フェラーリは、メルセデスAMGが秘密F1タイヤテスト問題において、軽い処分で済むよう自らを防御する手段としてフェラーリを引き合いに出したことに対し「残念だった」と認めている。
20日(木)に行われたFIA(国際自動車連盟)の国際法廷の結果、メルセデスAMGには戒告及び来月予定されている若手ドライバーF1テストの実施禁止という軽い処分が言い渡されたが、判決前にはメルセデスAMGの弁護士が法廷でフェラーリも最近のタイヤテストで同様のことを行っていたと強く主張していた。
事実、その聴聞が進む中、フェラーリが2011年型車を使って行ったテストに、レースドライバーのフェリペ・マッサが参加していたことが明らかとなっていた。
フェラーリの広報担当者は、『Sport Bild(シュポルト・ビルト)』に対し、メルセデスAMGが行った防御はフェラーリを「がっかり」させるものだったと語った。
また、『Bild(ビルト)』紙にも、その広報担当者の「われわれがこういう形で彼ら(メルセデスAMG)の防御の対象とされてしまったことは不運だった」とのコメントが掲載されている。