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評価急上昇のベルニュ

ジャン・エリック・ベルニュ（トロ・ロッソ）は、2戦連続でポイント圏内フィニッシュを果たし、注目を集めている。

来年は姉妹チームのレッドブルのマーク・ウェバーが契約延長しない可能性もあるが、これまでその後任候補に挙がっていたのは、チームメートのダニエル・リチャルドのほうだった。

しかし、F1第7戦カナダGPで6位フィニッシュしたベルニュは、それが2008年に当時トロ・ロッソで初優勝したセバスチャン・ベッテル（レッドブル）以降、チーム最高位であることを指摘している。

「ジャン・エリック・ベルニュは、モナコで印象的なパフォーマンスを見せたが、ここモントリオールではさらに良かった」とレッドブルのモータースポーツアドバイザーでドライバーの育成を担当するヘルムート・マルコは話している。

「この結果は、期待していた以上だった。この調子で続けてほしいね」というマルコのコメントを『Speedweek（スピードウィーク）』が伝えている。

またフランスの『RMC』は、マルコが次のように語ったと報じた。「いいレースをしただけではない。彼（ベルニュ）は週末通して非常に速かった」

「予選では雨の中1つもミスをせず、決勝でも才能あるドライバーと戦っているのを見た」

ベルニュの今後について聞かれると、マルコはこう答えている。「F1で2年目だ。2年目にしては、本当に見事だ」

「しかし、われわれが求めているのは、グランプリで優勝できるドライバーだ。現時点では、彼はいい方向に向かっている」