ヨーロッパに夏がやってきた。これはすなわち、移籍のゴシップ記事が紙面をにぎわす季節の到来をも意味する。
スペインのスポーツ紙『Marca(マルカ)』によれば、F1カナダGP(6月9日決勝)のモントリオールのパドックで、いち早くうわさに上がったのはフェリペ・マッサ(フェラーリ)だったようだ。同紙によれば、マッサはフェラーリと2014年シーズン以降の新規契約を一刻も早く結びたがっており、少し焦りも見える模様だという。
しかし、ドイツの『Bild(ビルト)』紙は、フェラーリがふたりのドイツ人ドライバーに狙いを定めていると報じている。現在F1タイトルを3連覇中のセバスチャン・ベッテル(レッドブル)と前戦F1モナコGPで優勝したニコ・ロズベルグ(メルセデスAMG)のふたりだ。
フェラーリのチーム代表を務めるステファノ・ドメニカリは、ロズベルグについて、「常に候補に挙がるドライバーだ」と述べている。
「ロズベルグがメルセデスAMGでチームメートのルイス・ハミルトンより速さを発揮していることに、わたしは別に驚かない。常に良いドライバーだったが、いまの彼はとてもいい状態だ」