ジル・ビルヌーブ・サーキットで行われたF1第7戦カナダGP、フェラーリのフェルナンド・アロンソは予選6番手、フェリペ・マッサは予選16番手だった。
【結果】F1第7戦カナダGP予選、各ドライバーのタイム、タイム差、周回数など
■フェルナンド・アロンソ(フリー走行3回目4番手/予選6番手)
「今週末は、いかに難しい状況になる可能性があるかよく分かっていた。これほど天候が変わりやすいと、1周ごとに路面状況が変わるから、最後までどのタイヤを使うべきなのか確実には分からない。これほど分からない要素が多い予選で、取れるものを取れてまあまあ満足だよ」
「ここは6番手スタートでも悪くない。このサーキットでは追い抜きができるからね。決勝では絶対に雨が降らないほうがいい。ドライなら、昨日のロングランを見ても、競争力があるし、明日前からスタートする何台かより速いからだ」
「目標は今も一番近いライバルとの差をつめること。ライコネン(キミ・ライコネン/ロータス)については、僕より後ろからスタートするから、達成できる可能性は少し高い。でもベッテル(セバスチャン・ベッテル/レッドブル)については厳しいね。どちらにしても、何事も思い込まないようにするよ。ここでは特に雨が降ると何だって起きるし、戦略より運次第になる可能性もあるからね」
■フェリペ・マッサ(フリー走行3回目8番手/予選16番手)
「予選の展開には本当にがっかりだよ。コースコンディションは楽じゃなかった。グリップがほとんどなくて、いいラップをまとめるのに苦労していたんだ。Q2でコースアウトしたのは、3コーナーのブレーキングで白線にのったからだ。リアのコントロールを完全に失って、もうどうしようもなかった」
「肉体的には問題ないよ。でも、とにかくがっかりしている。こんなに連続して3回もアクシデントを起こしたことなんかなかった。ここやモンテカルロのようなコースで全力を尽くせば、常にリスクが高くなるのは確かだけれどね」
「まだ、クルマがどのくらいひどいダメージを負ったのか分からない。でも、起きたことにすごく落胆しているとしても、集中を切らしちゃいけない。明日のレースは長くなるし、このコースではなんでも起こり得るからだ。今日のペースは良かったから、明日は攻めのレースをするつもりだよ」