セバスチャン・ベッテル(レッドブル)が、F1マレーシアGPでチームの指示を無視してチームメートのマーク・ウェバーを抜き去り優勝した「マルチ21」騒動について、本当の自分の姿が現れただけであり、それ以前のイメージは間違っていたと振り返った。
レーシングドライバー、特にF1ドライバーはどん欲に勝利を目指すというイメージが強い一方で、ベッテルは好青年というイメージがついていた。しかし、マレーシアGPでチームの指示を無視して自身の勝利を優先させたことや、ウェバーは優勝に「値しなかった」とレース後に語ったことなどから、一気にベッテルのイメージが悪化したとの意見も多い。
しかしベッテルは、マレーシアGPでの姿こそ本当の自分だと語り、それ以前のイメージが間違っていたと『Welt am Sonntag(ヴェルト・アム・ゾンターク)』へコメントした。
「その日までの僕のイメージは間違っていたんだ」
「その点については、マレーシアの一件で多くの人が目を覚ましたと思う」
「もし何か、あまり話したくないことがあるとすれば、いつものようにテレビの前に座っている人にじゃなく、本当に聞きたいと直接たずねてくれる人に話すよ」
「今回は違ったけどね」