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FIA、ピレリに秘密F1テストの関係書類を要求

2013年06月03日(月)13:37 pm

F1の統括団体FIA(国際自動車連盟)が、メルセデスAMGの秘密テストに関する国際裁判所の聴聞会に先立ち、関係書類をすべて集めるようピレリに求めたと『Kleine Zeitung(クライネ・ツァイトゥング)』紙が報じている。

また、メルセデスAMGのチーム代表を務めるロス・ブラウンは、『Kleine Zeitung(クライネ・ツァイトゥング)』紙に対し、F1スペインGP(5月12日実施)直後にバルセロナで行われた3日間のテストにおいて、チームのエンジニアがピレリ側からテストに使用されたタイヤのコードしか教えられなかったため、有利になるようなものは何も得られなかったと話している。

「つまり、有益な情報は何一つ得られなかった」とブラウンは述べた。

『Kleine Zeitung(クライネ・ツァイトゥング)』紙はまた、レッドブルとともにメルセデスAMGの秘密テストに対する正式な抗議文をFIAに提出したフェラーリも、先日「旧型車」を使ってピレリのタイヤテストを実施した際、似たような主張をしていたと伝えた。

それにもかかわらず、メルセデスAMGのテストに隠された新情報が次々と明らかになってきている。『La Stampa(スタンパ)』紙は、ハミルトンがスペインで実際にテストを行っていたとき、明らかにフロリダにいると思わせるような写真をツイートしていたと指摘した。

しかし、メルセデスAMGの非常勤会長を務めるニキ・ラウダは、レッドブルがメルセデスAMGより先に3日間のテストを行うチャンスに飛びつかなかったことに腹を立てているだけだと述べた。

ラウダは、『Osterreich(エステルライヒ)』紙にレッドブルのモータースポーツアドバイザーであるヘルムート・マルコの憤りが理解できるかと問われ、「もちろん」と答えている。

「わたしたちはテストする機会を手にした。レッドブルはただ単に反応が遅すぎただけだと思う。だから、わたしもその立場だったら、イラっときていただろうね」

「異議申し立てのあと、裁判所がスポーティング・レギュレーション、もしくはピレリがFIAと交渉したルールのどちらがこの件に適用されるか判断を下す」

「わたしたちの行動は適切だった。今度は独立した裁判所が決定を下す番だ」とラウダは付け加えた。

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