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ザウバー、ボッタスの「反スポーツマン行為」を非難

2013年05月30日(木)10:15 am

バルテリ・ボッタス(ウィリアムズ)が、F1モナコGP決勝終了間ぎわに”スポーツマンシップに反する”行為をしたと非難された。

レースは残り2周、土たん場のピットストップで新品のピレリタイヤを履いたキミ・ライコネン(ロータス)は、懸命に前のマシンを追った。その結果順位を3つ上げ10位に入り、貴重な選手権ポイント1点を手にしたのである。

そのライコネンに抜かれたドライバーのひとりが同郷の後輩、ボッタスだ。どうやらタイトルを狙うライコネンに気をつかってすんなり道をあけたようなのだ。

これが功を奏して、ライコネンは、さらに前を行くニコ・ヒュルケンベルグ(ザウバー)の攻略に楽々成功した。表面のゴムが削れてスチール・ベルトがむき出しになったタイヤで苦しい走りを続けていたヒュルケンベルグは、チェッカーフラッグまで残り数メートルでポイントフィニッシュを逃したのだ。

ライコネンにやすやすと順位を譲ったボッタスの行為は“スポーツマン精神に欠ける”と、ザウバーのチーム・マネジャー、ベアト・ツェンダーが怒り心頭であることを『Blick(ブリック)』紙が伝えている。

加えてチーム創設者のペーター・ザウバーも次のように語っている。「彼(ボッタス)はわれわれから1点を奪い去った」

その反面、ドイツ『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』誌は、レース後のボッタスが報道陣に残した談話を紹介している。その中でボッタスは、ライコネンのロータスがトップだと思って道を譲っただけといっている。

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