フェラーリのフェリペ・マッサは、26日(日)に病院での検査を終え、2週間後に行われる次戦F1カナダGP(6月9日決勝)に向け体調を整えている。
マッサは、25日(土)のモナコGPフリー走行3回目でクラッシュを喫し、すでに首の痛みを訴えていたが、翌日の決勝でもほとんど同じような形のクラッシュを起こしていた。
事故後、マッサはコース脇で頸椎(けいつい)ギプスを装着され、検査のために病院に搬送されていた。だが、マッサはその後ツイッターに自分のモナコの自宅で親指を立てて大丈夫と報告している写真を公開した。
「彼は大丈夫だ」
そう語ったフェラーリのチーム代表、ステファノ・ドメニカリは、次のように続けた。
「あと2、3日のうちに彼は完ぺきな状態に戻り、モントリオールでもレースができると思っている」
モンテカルロ市街地コースのサン・デボーテ(第1コーナー)で起こったマッサの2度のクラッシュはほとんど同じような形だったが、フェラーリではフリー走行3回目に起きた最初のクラッシュは路面のバンプにヒットしたことが原因だったと考えている。
そして、フェラーリのテクニカルディレクターのパット・フライによれば、「あの(決勝での)事故は、クルマのフロント左隅のほうに問題があったことが原因だと思われる」ということだ。