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メルセデスAMG、秘密裏にF1タイヤテスト

メルセデスAMGが秘密裏にピレリのF1タイヤテストを行なっていたことが判明、F1モナコGP（5月26日決勝）のパドックは大荒れの雰囲気だ。

F1スペインGP終了後、ルイス・ハミルトンとニコ・ロズベルグの両名が複数日にわたって1,000kmものタイヤテストを行なっていたことが26日（日）、イギリスTV局『Sky（スカイ）』および『BBC』の報道で明らかになった。

『BBC』によるとレッドブルとフェラーリは怒り心頭で、シーズン中のテストが禁止されていることもあり、両チームは「抗議を検討中」だという。

FIAはテストについて承知しているものとみられる。安全検証のためならシーズン中でもテストは可能で、走行に使われたのは来月のF1カナダGP（6月9日決勝）に導入予定の新仕様と2014年用タイヤだった。

1996年F1世界チャンピオンのデイモン・ヒルは『Sky（スカイ）』に次のように語った。「いくつかのチームはカンカンだよ。（しかし）私がニキ・ラウダにきいたところ、FIAの許可が出た理由は、競技規則より安全規則が優先されるからだといっていた」

「安全上の問題というと何だか嫌味に聞こえるが、それがほんとうならテストも仕方ない。たまたまメルセデスAMGが一番に手を挙げただけかもしれない」とヒルは語っている。