カタルーニャ・サーキットで行われたF1第5戦スペインGP、トロ・ロッソのダニエル・リチャルドは10位。ジャン・エリック・ベルニュは52周目でリタイアだった。
【結果】F1第5戦スペインGP決勝、各ドライバーのタイム、タイム差、ピット回数など
■ダニエル・リチャルド(10位)
「ホイールがスピンしてしまってスタートは最悪だった。それに実を言うと最初の数周はフロントタイヤのグリップに苦しんで、ブレーキをロックさせてしまっていたんだ。何とか我慢して走っていたら、そのうち改善してきたんだけど、その時前のクルマにそんなに離されていない事がわかった。いいスタートを決められなかったのは残念だけど、ペースはさほど悪くなかったんだよ」
「1回目のピットではウイング角度とかタイヤの空気圧をいろいろ変更したけど、それは正解だったと思う。おかげで残りの2スティントはかなり良かったし、何台か追い抜く事もできたんだ。だから楽しいレースだったよ」
「でもレース後半ではまたペースが落ちてしまったから、10位で終えるのは簡単じゃなかった。レース中は1ポイント以上取れそうだと思ったところもあったけどね。何もないよりはましだよ」
■ジャン・エリック・ベルニュ(リタイア)
「スタートは良かったよ。でもアンダーステアになってしまっていたから、ピットするごとにウイング角を上げていかなくちゃいけなかったけど、結局アンダーステアは大して改善しなかったね」
「僕等が取った戦略は良かったと思う。フロアとウイングにダメージを負っていたけど、いいラップタイムを刻めたからね」
「でもピットインしようとした時に、ザウバーがヒュルケンベルグに危険な発車をさせたから、彼が僕に突っ込んできた。この時タイヤにダメージを負ってしまったんだ。今日は次から次へと問題続きだったよ。運の悪い出来事さ。あと1周速くピットインしていれば、と悔やまれるよ」
「2週間後のモナコではもっといい週末を送るつもりだよ。まだ未来をあきらめたわけじゃないんだ、今週末初めに見せたパフォーマンスを考えれば、きょうはもう少し多くポイントを取る事もできたんだからね」