フェリペ・マッサ(フェラーリ)は、F1第3戦中国GP予選でチームメートのフェルナンド・アロンソに敗れたことは重要でないと語った。
昨年序盤は不振に苦しんでいたマッサだが、昨年末から第2戦マレーシアGPまで4戦連続でアロンソより前のグリッドを獲得してきた。中国GPでもマッサが勝つと、アロンソにとってはチームメートに5連敗というキャリアでワースト記録になっていた。
中国GP前に、マッサの好調さを心配しているかと聞かれたアロンソは、皮肉を込めてこう答えている。「オーストラリア以来、寝てないんだ。米しか食べる気がしない。髪も薄くなっちゃって」
しかし、中国GPの予選結果は、アロンソが3位、マッサが5位だった。
アロンソに対して5連勝を逃したと言われたマッサは、こう答えている。「今週はずっとその話ばかりだね。でも僕にとって本当に興味があるのは、レースに勝つこととチャンピオン争いをすることだ」
「それが僕の目標なんだ。記録を破るとか、アロンソに勝つとかじゃない」
「それでトロフィーはもらえないしね」というマッサの言葉をスペインの『EFE通信』が伝えている。
「正直、全レース、全フリー走行、全予選で彼より速く走りたい。でも、彼以外の全員に対しても速く走りたいんだ」
「どちらにしろ、今は決勝の戦略のほうが、グリッド2つ3つよりずっと大事だ。だから、そのことに集中しようよ」とマッサは話していた。