元F1ドライバーで、シャルル・ピック(ケーターハム)のマネジメントを担当するオリビエ・パニスは、ピックが新天地で順調なシーズンのスタートを切ったと語った。冬の間、スポンサーと共にマルシャからライバルチームのケーターハムへ移籍したピックであったが、今シーズンはここまでマルシャの好調ぶりが目立つこともあり、ピックがこの移籍を後悔しているのではないかと言われている。
パニスはしかし、ピックの移籍が正しかったと考えており、フランスの『sports.fr』に次のように語った。
「ピックはケーターハムでとても順調にやっているよ」
「KERS(運動エネルギー回生システム)など、習得しなければならないステアリング操作がたくさんあったけど、しっかり順応できている」とパニスは付け加えた。
「シーズン序盤が少し複雑な状況になることは分かりきっていた。最初の3、4戦はまだ開発途上の段階だから、レースはより難しくなるものさ」
「だから、いま大切なのは、信頼性とチームの将来だ」
「メルボルン(オーストラリア)は簡単なレースではなかったけど、マレーシアではかなり改善された。中国でもこの調子を維持したいね」
「チームは、レースやシーズンを追うごとに進歩したいと考えている。それに、ルノーのパワートレインも大きな強みだよ」とパニスは語った。