カタルーニャ・サーキットの代表であるサルバドール・セルビアは、バルセロナがバレンシアとF1スペインGPを隔年で交互開催するとの報道を否定した。
7年ぶりにF1カレンダーから漏れたバレンシアであるが、最近になってすっかり荒廃し、無法地帯化した市街地サーキットの惨状が明らかになり、再びグランプリを開催するのが極めて難しい状況に追い込まれている。
しかし、バレンシアのアルベルト・ファブラ市長は先月、F1最高責任者のバーニー・エクレストンと2月末にロンドンで会い、今後はバルセロナと隔年でスペインGPを交互開催していくことで同意したと述べていた。
『El Mundo(ムンド)』の記者ペドロ・ブラスコも当時、「契約書はいま、カタルーニャ自治州首相のアルトゥール・マスのサイン待ちだ」と報じていた。
一方で、カタルーニャ・サーキットのセルビアは、フランスのウェブサイト『Fan-F1』へ次のように話し、この報道を否定している。
「その件については、たくさんの記事が出ていたね」
「でも、私たちの立場から言わせてもらうと、バルセロナとバレンシアが隔年で交互開催するという代替案について、話し合った覚えはない」